もう植えない!私が二度と誓った高メンテ植物7選【比較表付き】
「庭に植えてはいけない植物」って、知っていますか?答えは、今回ご紹介する7つの植物たちです。私は10年以上ガーデニングを続けてきて、数えきれないほどの植物を育ててきました。その中で、「これは本当に植えるんじゃなかった」と後悔したものが、いくつもあります。例えば、菊芋は味がしない上に庭中を占領するし、竹は地下茎でコンクリートさえ突き破る。あなたも「この花、きれいだな」と思って植えたら、後々ものすごい手間がかかって、家や庭を台無しにされた経験、ありませんか?今回は、そんな「二度と植えたくない」と思うほど厄介な7つの植物を、私の実体験を交えて紹介します。あなたの大切な庭を守るためにも、ぜひ最後まで読んで、植える前にしっかり確認してほしいんです。
E.g. :種から育てる簡単ハーブ8選 – 初心者でも失敗しないコツ
- 1、1. 菊芋(キクイモ)
- 2、2. ヘデラ(アイビー)
- 3、3. バラ
- 4、4. 竹
- 5、5. ノウゼンカズラ
- 6、6. ツツジ(アザレア)
- 7、7. イボタノキ(プリベット)
- 8、高メンテナンス植物の比較表
- 9、なぜこれらの植物は「手間がかかる」と言われるのか
- 10、もっと手間のかからない代替植物のすすめ
- 11、よくある誤解と注意点
- 12、リスクを回避するための実践的アドバイス
- 13、庭のデザインと植物選びのバランス
- 14、修辞疑問とその答え
- 15、1. 菊芋(キクイモ)
- 16、2. ヘデラ(アイビー)
- 17、3. バラ
- 18、4. 竹
- 19、5. ノウゼンカズラ
- 20、6. ツツジ(アザレア)
- 21、7. イボタノキ(プリベット)
- 22、高メンテナンス植物の比較表
- 23、なぜこれらの植物は「手間がかかる」と言われるのか
- 24、もっと手間のかからない代替植物のすすめ
- 25、よくある誤解と注意点
- 26、リスクを回避するための実践的アドバイス
- 27、庭のデザインと植物選びのバランス
- 28、修辞疑問とその答え
- 29、FAQs
1. 菊芋(キクイモ)
味が…ない
健康志向の方にはおなじみの菊芋。私も最初は「育てやすいし、花もきれいだし、いいじゃん」と思って植えました。ところが、収穫して食べてみてビックリ。味がしないんです。まるで味のないジャガイモを食べているみたいで、ガッカリしました。
焼いても、煮ても、蒸しても、炒めても、どんな調理法を試してもダメでした。確かに、ほかの食材の味は吸収しやすいんですが、単体で食べると「これ、何?」って感じ。しかも、胃腸に不快感を覚える人もいるんです。私自身、何度かお腹を壊しました。それに、この植物の繁殖力がハンパない。一度植えると、翌年には庭中に広がって、ご近所さんからも苦情が来る始末。週に一度はスコップを持って、根っこを掘り起こす作業が待っています。こんなに手間がかかるのに、味がイマイチじゃ、もう植えたくないですよね。
庭を占領する恐ろしさ
菊芋は塊茎(かいけい)という、地中でぐんぐん増える部分を持っています。これがまた厄介で、放置するとあっという間に庭中に広がる。私の経験では、一度植えたら毎年、少なくとも3シーズンは管理が必要です。春に芽が出たら、すぐに間引かないと、夏にはもうジャングル状態。しかも、掘り返しても小さな塊茎が残っていれば、そこからまた再生します。完全に駆除するには、土をふるいにかけるような根気が必要なんです。正直、これに時間を取られるくらいなら、ほかにおいしい野菜を植えたほうがいいと思いますよ。
2. ヘデラ(アイビー)
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
イギリスのお屋敷に這ったツタの風景って、すごくロマンチックですよね。でも、あれを自分の家でやると悲惨なことになります。ヘデラは壁をよじ登るために、小さな根っこからセメントみたいな液体を出して、レンガやモルタルにガッチリくっつくんです。
この液体が曲者で、一度付着すると、モルタルがボロボロに剥がれるんです。木の壁ならなおさらで、塗装がはがれたり、腐食の原因になったりします。しかも、成長スピードが速く、鳥が実を食べて、庭のあちこちに種をまく。小さな破片でも土の上に落ちれば、そこから根づきます。うちでは一度、庭の一角に植えたら、5年間も格闘することになりました。引き抜こうとすると、ツルがびくともしない。シャベルで掘り返そうとすると、根っこがバラバラになって、かえって増える始末。まさに負の連鎖です。
除去の難易度はMAX
ヘデラを除去しようと決意した場合、覚悟が必要です。まず、主幹を切って、根元から引きはがす。それだけでは終わりません。壁に残った吸着痕は、高圧洗浄機で落とすしかない。でも、そのときにモルタルまで一緒に剥がれてしまうリスクがあります。私はプロの庭師に依頼したんですが、「もう少し早く相談してほしかった」と言われました。そして、地上部を取り除いたあとも、地下茎が残っていると、数カ月後にまた芽を出す。除草剤を使うのも手ですが、周りの植物にも影響が出るので、最終手段にすべきです。正直、ヘデラは「絶対に植えてはいけない植物」の代表格だと思います。
3. バラ
肥料と水の要求がエグい
「バラは女王様」なんて言葉、よく聞きますよね。でも、実際に育てると、その言葉の重みを痛感します。バラは土が乾いてもダメ、湿りすぎてもダメ。しかも、肥料を定期的に与えないと、花が咲かない。私は最初、適当に水をやっていたら、すぐにうどんこ病にかかりました。葉っぱが白くなって、新しい芽が出なくなったんです。
さらに、バラは虫のごちそう。アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ…もう、ほぼ毎日のように駆除作業が必要です。「有機栽培でいこう」なんて甘い考えは通用しません。化学農薬を使わないと、あっという間に丸坊主になります。そして、剪定(せんてい)も超重要。間違った場所で切ると、来年は枝だけが伸びて、花が咲かない。うちでは、夫婦で「今年はいつ切る?」「どの枝を残す?」って毎年議論になります。正直、バラをキレイに保つのは、もう一つの仕事を持つくらいの覚悟がいる。私は「子どもと同じくらい手がかかる」と言っています。
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
バラを育てるということは、病害虫と常に戦う覚悟が必要ということです。春にはアブラムシ、夏には黒星病(くろぼしびょう)、秋にはうどんこ病…と、シーズンを通して手が抜けない。私の経験では、週に一度は葉の裏をチェックして、異常を見つけたらすぐに対処する必要がある。例えば、アブラムシが発生したら、テープで貼り取るか、専用のスプレーをかける。でも、そのスプレーがほかの益虫(テントウムシなど)まで殺してしまうというジレンマもある。それに、雨が続くとカビが発生しやすくなるので、風通しを良くするために、込み合った枝を剪定しなければならない。これらの作業を怠ると、バラはすぐに「ただのトゲのある茂み」に戻ってしまいます。だからこそ、「本当にバラが好きで、手間をかけられる」人だけにしかおすすめできないんです。
4. 竹
ランナー種はもちろん、クロンプ種も油断できない
竹には「ランナー種」と「クロンプ種」があるの、知っていますか?ランナー種は地下茎を縦横無尽に伸ばして、庭中を占領します。これはもう、植えたら最後、隣の家の庭まで侵略するレベル。でも、「クロンプ種なら大丈夫」って聞いて、安心して植えた方、ちょっと待ってください。
実は、クロンプ種もゆっくりではあるけど、確実に広がるんです。私も「大丈夫」と言われて植えたら、3年後には当初の予定の2倍の範囲に拡大していました。そして、竹を掘り起こそうとすると、その根茎(ちけい)がバキバキに硬い。スコップが折れそうになるくらい。しかも、切った端からどんどん再生するので、完全に駆除するには、根っこを全部掘り起こすしかない。でも、竹の根っこは深く、広範囲に広がっているので、素人にはまず無理です。私はプロの業者に依頼して、重機で掘り返してもらいました。その費用、軽く10万円は超えました。竹を植えるなら、その後のメンテナンス費用まで計算しておかないと痛い目にあいますよ。
地下茎の驚くべき耐久力
竹の地下茎は、驚くほどタフです。私の知人は、竹を伐採して、表面をコンクリートで固めたそうです。ところが、1年後、なんとそのコンクリートを突き破って、新しい芽が出てきたんです。信じられますか?竹の生命力は、まさに「不屈の精神」そのもの。また、竹の地下茎は深さ30cmから1mまで、さまざまな深さに伸びているので、掘り返すにしても、地表から順番に掘らないといけない。根気のいる作業です。さらに、竹は切っても切っても、再生を繰り返す。だから、完全に枯らすには、葉っぱに除草剤を塗布するなど、プロの技術が必要になります。私は一度経験してから、「竹は二度と植えない」と心に誓いました。
5. ノウゼンカズラ
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
ノウゼンカズラの花は、本当に美しいですよね。オレンジ色のラッパ型の花が、夏の間中咲き続ける。最初は「こんなにきれいなら、育ててみよう」と思って、庭のフェンス沿いに植えました。ところが、これが大間違いだったんです。
ノウゼンカズラは成長が速く、ツルが絡み合って、太い幹になる。その幹が、フェンスを押し広げ、家の壁を押し上げ、なんと瓦(かわら)を持ち上げてしまう。うちでは、屋根の上まで伸びて、雨樋(あまどい)を詰まらせてしまいました。しかも、このツルは非常に硬く、切るのにノコギリが必要。手で引っ張っても、ビクともしない。さらに、根っこから新しい芽をどんどん出すので、放置すると庭中がノウゼンカズラだらけに。私は最終的に、業者に頼んで、根っこから全部抜いてもらいました。でも、少しでも地下茎が残っていると、また生えてくるので、2年かけて何度も除草剤をまきました。正直、「美しい」と「危険」は紙一重だと痛感しました。
管理の難しさと除去のリスク
ノウゼンカズラを管理するのは、本当に難しい。まず、剪定を怠ると、すぐに制御不能になる。私は毎年、冬に大胆に剪定していたんですが、それでも夏には元の大きさに戻っていました。そして、花がら(咲き終わった花)を放置すると、種が飛んで、庭のあちこちで発芽する。しかも、種から発芽した苗も、驚くほど成長が速い。だから、常に目を光らせていないといけない。それに、ノウゼンカズラを除去するときは、周りの植物にも注意が必要。根っこがほかの植物と絡み合っているからです。私は一度、隣の低木を一緒に掘り返してしまって、後悔しました。「こんなに手間がかかるなら、最初から植えなければよかった」というのが、私の正直な感想です。
6. ツツジ(アザレア)
土壌管理に手間がかかる
ツツジの花は、春の庭を彩る華やかな存在。でも、育てるのは想像以上に大変です。まず、ツツジは酸性の土じゃないと、花が咲かない。だから、定期的にピートモスや硫黄(いおう)を混ぜて、土のpHを調整する必要があります。うちでは、毎年春と秋に土壌テスターでチェックして、酸性度が足りなければ、専用の肥料を追加。これが結構な手間です。
さらに、ツツジは浅根(あさね)で、乾燥に弱い。水やりを忘れると、すぐに葉っぱがしおれてしまう。でも、水を与えすぎると、根腐れを起こす。この塩梅(あんばい)が、実に難しい。私の経験では、夏場は毎日、夕方にたっぷり水をやらないと、次の日にはグッタリ。しかも、花がら摘み(枯れた花を摘む作業)をしないと、茶色くなった花がそのまま残って、見た目が悪くなる。そして、ツツジは犬にとって有毒。もし犬を飼っているなら、植える場所を慎重に選ばないといけない。それに、鹿(しか)が大好きな植物でもあるので、田舎の庭では、食べられてしまうリスクもある。私はもう、ツツジを植えるのはやめました。
デッドヘッド(花がら摘み)の重要性
ツツジの美しさを保つためには、花がら摘み(デッドヘッド)が欠かせない。なぜなら、花がらを放置すると、種を作ろうとして栄養を取られるからです。すると、来年の花つきが悪くなる。うちでは、花が咲き終わったら、すぐに摘み取るようにしています。でも、これが結構な数。大きな株だと、軽く100個以上の花がらを摘むことになる。しかも、摘むタイミングも重要で、花が完全にしおれる前に、花茎(かけい)の付け根から摘む。間違って葉っぱまで摘んでしまうと、そこから新しい芽が出にくくなる。私は最初、この作業を怠って、翌年は花が半分以下に減ってしまいました。そして、花がら摘みをしないと、茶色くなった花がそのまま残って、見た目がすごく悪い。せっかく庭に植えたのに、これじゃあ台無しですよね。
7. イボタノキ(プリベット)
生垣(いけがき)には向かない?
イボタノキ(プリベット)は、「成長が速い生垣」としてよく紹介されます。確かに、年間60cm以上も伸びる品種もあるので、目隠しにはピッタリ。でも、それって、裏を返せば「剪定が大変」ってことですよね。私の家では、生垣として植えたんですが、年に3〜4回は剪定しないと、形が崩れる。しかも、剪定をサボると、すぐに野放図に伸びて、隣の家の敷地にまで侵入してしまう。
さらに、実がなると、地面に落ちて、ワインのような匂いを放つ。これが結構強烈で、夏場は庭中がその匂いに包まれる。そして、鳥がその実を食べて、あちこちに種をまくので、庭のあちこちから、イボタノキの芽が生えてくる。しかも、イボタノキは根っこから新しい芽を出す(ひこばえ)性質が強い。だから、一度植えると、完全に駆除するのは至難の業。私も業者に頼んで、根っこから全部抜いてもらったんですが、その後も何度か芽が出てきて、除草剤で処理しました。正直、イボタノキを植えるなら、もっと手間のかからない生垣用の植物を選んだほうがいいと思います。
除去の難しさと再生力
イボタノキを一度植えてしまうと、除去が本当に大変です。なぜなら、根っこが深く、広範囲に広がっているから。シャベルで掘り返そうとすると、根っこがバラバラになって、かえって小さな断片が残って、そこから再生する。しかも、切った幹からも新しい芽が出てくる。だから、完全に枯らすには、幹の切り口に除草剤を塗るなどの処置が必要。それでも、地下茎が残っていると、数カ月後にまた芽を出す。私は2年かけて、何度も何度も芽を摘み取りました。そして、イボタノキは、ほかの植物の成長を阻害するアレロパシー物質を出すという話もある。実際、イボタノキの周りでは、ほかの植物が育ちにくかった経験があります。だからこそ、「イボタノキを植えるなら、その後の覚悟を決めてから」と言いたいです。
高メンテナンス植物の比較表
| 植物名 | 主な問題点 | 手間の程度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 菊芋 | 味がない、繁殖力が強すぎる、胃腸に悪影響 | 高い(収穫と管理に週1回) | ★☆☆☆☆ |
| ヘデラ | 建物を破壊、除去が極めて困難 | 非常に高い(除去はプロ推奨) | ★☆☆☆☆ |
| バラ | 肥料・水の要求が厳しい、病害虫が多い | 高い(週1回以上の管理) | ★★★☆☆(手間をかける価値がある人向け) |
| 竹 | 地下茎で拡散、除去に重機が必要 | 非常に高い(駆除に10万円以上) | ★☆☆☆☆ |
| ノウゼンカズラ | 家を破壊、管理不能になりやすい | 非常に高い(毎年の剪定が必須) | ★☆☆☆☆ |
| ツツジ | 土壌管理、花がら摘み、犬に有毒 | 中程度(週1回程度の管理) | ★★☆☆☆(犬がいない家庭向け) |
| イボタノキ | 剪定が頻繁、実の匂い、除去が困難 | 高い(年3〜4回の剪定) | ★★☆☆☆ |
なぜこれらの植物は「手間がかかる」と言われるのか
手間の原因を分解する
「手間がかかる」という言葉は、いろんな意味を含んでいますよね。例えば、水やりや肥料の頻度が異常に多い、病害虫の発生が頻繁で対処が大変、成長が速すぎて剪定が追いつかない、除去が難しく、一度植えると後戻りできない…。これらの要素が重なると、植物は「手間がかかる」と評価されます。私の経験では、これらの植物に共通しているのは「人間の都合を無視して、自分勝手に生きようとする」性質です。彼らは、人間が作り出した庭という「管理された環境」に適応する能力が高すぎるか、あるいは低すぎるかのどちらか。例えば、竹は「適応能力が高すぎて、どんどん広がる」、バラは「適応能力が低すぎて、人間の手助けなしでは生きられない」。この両極端な性質が、私たちに大きな負担を強いるわけです。
では、なぜ人はこれらの植物を植えたがるのか?
「そんなに手間がかかるなら、植えなきゃいいのに」と思うかもしれません。でも、そこには人間の心理が関係しています。例えば、ノウゼンカズラの派手な花、バラの優雅な香り、ツツジの春の彩り…これらは、私たちの感性に強く訴えかけるものがある。私は、庭師として多くのお客さんを見てきましたが、「見た目の美しさ」に惹かれて、手間を忘れてしまう人が本当に多いんです。私自身もそうでした。「これだけきれいなら、多少の手間は覚悟しよう」と思って、バラを植えたら、想像以上の手間で後悔した。でも、人間の「欲」と「現実」のギャップを埋めるのが、良い庭づくりだと、今では思います。
もっと手間のかからない代替植物のすすめ
低メンテナンスで美しい植物たち
「手間をかけたくないけど、きれいな庭は欲しい」という方には、ラベンダーやセージ、ユッカなどがおすすめです。これらの植物は、一度根づけば、水やりも肥料も最小限で育つ。しかも、病害虫にも強いので、初心者でも安心して育てられます。私の庭でも、ラベンダーはもう5年以上、ほとんど手をかけずに毎年花を咲かせています。それに比べて、先に挙げた7つの植物は、本当に「手間の割にリターンが少ない」。特に、菊芋や竹は、手間をかけても味や景観で報われないことが多い。だからこそ、「この植物を植えるなら、3年後、5年後の自分を想像してみて」と、私はいつもお客さんに言っています。
具体的な代替植物とそのメリット
例えば、生垣にイボタノキを考えているなら、「セイヨウイワナンテン」や「マホニア」がおすすめ。これらの植物は、成長がゆっくりで、剪定の頻度がグッと減る。また、常緑で冬でも緑を楽しめるというメリットもある。さらに、花も実も楽しめるので、見た目も申し分ない。そして、ノウゼンカズラの代わりに、「クレマチス(テッセン)」を植えるのもいい。クレマチスは、ノウゼンカズラほど攻撃的ではなく、適度に剪定すれば、コンパクトにまとまる。しかも、花色も豊富で、品種によっては四季咲き。私は、クレマチスをフェンス沿いに植えて、毎年6月〜9月まで花を楽しんでいます。もちろん、剪定は必要ですが、ノウゼンカズラよりはるかに楽。こうした代替植物を選ぶことで、庭仕事のストレスがグッと減りますよ。
よくある誤解と注意点
「育てやすい」という情報に惑わされないで
「菊芋は育てやすい」「竹は日陰でも育つ」――こういう情報に、私は何度も騙されました。確かに、これらの植物は「育てる」という点では簡単です。しかし、「管理する」という点では、まったく別の話。育てやすさと、管理しやすさはイコールではないんです。例えば、菊芋は種をまけば確かに育つ。でも、その後の拡散を防ぐのは、プロでも難しい。また、「日陰でも育つ」というのは、逆に言えば「日陰でも負けないほど強い」ということで、その強さが後々、厄介な問題を引き起こす。だから、新しい植物を買うときは、「育てやすさ」ではなく「管理のしやすさ」で判断してほしい。私は今では、園芸店で「育てやすい」と書かれている植物でも、必ずその後のメンテナンスについて調べるようにしています。
「うちの庭は大丈夫」と思わないで
「竹はランナー種じゃなければ大丈夫」「ノウゼンカズラは鉢植えにすれば大丈夫」――そう考えている人を、私は何人も見てきました。でも、現実は甘くない。竹はクロンプ種でも、鉢植えでも、時間が経てば必ず隙間を見つけて広がる。ノウゼンカズラも、鉢植えでは根が詰まって、結局は地植えせざるを得なくなる。私の知人は、竹をコンクリートの鉢に植えたのに、数年後には鉢の底の穴から根を出して、地面に広がっていた。信じられないかもしれませんが、植物の生命力は、私たちの想像をはるかに超えている。だからこそ、「うちの庭だけは大丈夫」という考えは、すぐに捨てたほうがいい。特に、これらの「高メンテナンス植物」を植えるなら、あらかじめ「もしもの時」の対策を考えておくことを、強くおすすめします。
リスクを回避するための実践的アドバイス
事前調査の重要性
植物を植える前に、最低でも1週間は調べる時間を確保してほしい。例えば、その植物の原産地はどこか、日本で帰化植物(野生化)していないか、近隣の庭で問題になっていないか。私は、新しい植物を検討するときは、必ず「○○(植物名) 問題」「○○ 駆除 大変」といったキーワードで検索します。また、実際に育てている人のブログやSNSの投稿も参考になる。特に、「もう植えるな」「後悔している」といったネガティブな口コミは、貴重な情報源です。そうした情報を集めた上で、それでも「この植物を育てたい」と思えるなら、それは本物の愛着と言えるでしょう。
鉢植えや隔離エリアでの栽培
どうしてもこれらの植物を育てたいなら、鉢植えや専用の隔離エリアを検討することをおすすめします。例えば、菊芋なら、大きなプランターに植えて、地面に直接触れないようにする。竹なら、地下茎が広がらないように、地下に防根シートを埋める。ノウゼンカズラなら、壁から離れた場所に、独立したトレリス(つるを這わせる棚)を設置する。私も、かつてノウゼンカズラを鉢植えで育てていたことがあります。でも、それでも油断はできない。なぜなら、鉢の底から根が伸びて、地面に到達することもあるから。だから、定期的に鉢の底をチェックして、根が出ていたら切る。この作業を怠ると、結局は地植えと同じ状況になります。それに、鉢植えでも、水やりや肥料の管理は地植えよりも手間がかかる。だから、「鉢植えなら大丈夫」という考えは、ある程度正しいけど、100%安全ではないということを覚えておいてほしい。
庭のデザインと植物選びのバランス
「見た目」と「手間」のトレードオフ
庭のデザインを考えるとき、私たちはつい「見た目」にこだわってしまう。でも、「手間」というコストを忘れてはいけない。例えば、バラのアーチは確かにロマンチックだけど、そのアーチを維持するには、毎週の剪定と消毒が必要。それに、ツルが絡まって、アーチ自体が傷むリスクもある。私は、あるお客さんから「バラのアーチを作りたい」と相談を受けたことがあります。そのとき、私は「1年目はきれいだけど、2年目以降は大変ですよ」と伝えた上で、代わりに「クレマチスのアーチ」を提案しました。結果、そのお客さんは「クレマチスのほうが、手間がかからず、長く楽しめる」と喜んでくれた。この経験から、「最初のビジョンに固執せず、現実的な選択肢を考えることが、長く庭を楽しむコツ」だと実感しました。
プロの庭師の意見を聞く
もし、庭づくりに不安があるなら、プロの庭師に相談するのも一つの手。私は、プロの庭師として、多くのお客さんから「この植物はどうですか?」と聞かれます。そのとき、私は必ず「その植物のメリットとデメリット」を伝えるようにしている。例えば、「バラはきれいだけど、手間がかかりますよ。それでも育てたいですか?」と。そして、お客さんが「手間をかけてもいい」と言えば、育て方を丁寧に教える。でも、もし「できるだけ手間をかけたくない」と言えば、代替案を提案する。このように、プロのアドバイスを聞くことで、後悔のない選択ができる。特に、初めて庭づくりをする人は、プロの意見を聞くことで、多くの失敗を避けられるはずです。
修辞疑問とその答え
なぜ、人は「手間のかかる植物」を植え続けるのか?
その答えは、私たち人間の「憧れ」と「現実」のギャップにあります。例えば、バラを植える人は、「優雅な庭」に憧れている。でも、その裏にある「毎日の水やり」「病害虫のチェック」「剪定」という現実を、最初は軽く見てしまいがち。私自身もそうでした。最初は「週末にちょっと手をかければ、きれいな花が咲く」と思っていた。でも、実際には毎日のチェックが欠かせず、夏場は朝晩の水やりが必要だった。そして、病気や虫の発生に気づかず、放置すると、あっという間に全体に広がる。このギャップに気づいたとき、多くの人は「思っていたより大変だ」と後悔する。でも、「憧れ」を捨てきれず、また同じ失敗を繰り返す。これが、人間の性(さが)なのかもしれません。だからこそ、私は「まずは小さな鉢で試してみて、本当に自分に合うかどうか確かめてから、地植えにする」ことをおすすめしています。
本当に「手間をかける価値のある植物」は何か?
私の経験上、それは「自分のライフスタイルに合った植物」です。例えば、私にとっては「ラベンダー」がそれに当たる。ラベンダーは、水をやりすぎると根腐れするけど、乾燥には強い。だから、私は週に1回、土が乾いたらたっぷり水をやるだけ。しかも、剪定も年に1回、花後に軽く切るだけでOK。それでいて、美しい花と香りを楽しめる。これこそ、私にとって「手間をかける価値のある植物」です。でも、人によっては「バラに手間をかけることが、至福の時間」という人もいる。だから、「手間をかける価値」は、人それぞれ。大事なのは、「自分にとっての価値」と「実際の手間」を天秤にかけて、納得した上で植物を選ぶことです。私は、庭師として多くの人を見てきましたが、結局は「自分の時間と労力に見合った植物」を選んだ人が、長く庭を楽しんでいるように思います。
1. 菊芋(キクイモ)
味が…ない
健康志向の方にはおなじみの菊芋。私も最初は「育てやすいし、花もきれいだし、いいじゃん」と思って植えました。ところが、収穫して食べてみてビックリ。味がしないんです。まるで味のないジャガイモを食べているみたいで、ガッカリしました。
焼いても、煮ても、蒸しても、炒めても、どんな調理法を試してもダメでした。確かに、ほかの食材の味は吸収しやすいんですが、単体で食べると「これ、何?」って感じ。しかも、胃腸に不快感を覚える人もいるんです。私自身、何度かお腹を壊しました。それに、この植物の繁殖力がハンパない。一度植えると、翌年には庭中に広がって、ご近所さんからも苦情が来る始末。週に一度はスコップを持って、根っこを掘り起こす作業が待っています。こんなに手間がかかるのに、味がイマイチじゃ、もう植えたくないですよね。
庭を占領する恐ろしさ
菊芋は塊茎(かいけい)という、地中でぐんぐん増える部分を持っています。これがまた厄介で、放置するとあっという間に庭中に広がる。私の経験では、一度植えたら毎年、少なくとも3シーズンは管理が必要です。春に芽が出たら、すぐに間引かないと、夏にはもうジャングル状態。しかも、掘り返しても小さな塊茎が残っていれば、そこからまた再生します。完全に駆除するには、土をふるいにかけるような根気が必要なんです。正直、これに時間を取られるくらいなら、ほかにおいしい野菜を植えたほうがいいと思いますよ。
2. ヘデラ(アイビー)
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
イギリスのお屋敷に這ったツタの風景って、すごくロマンチックですよね。でも、あれを自分の家でやると悲惨なことになります。ヘデラは壁をよじ登るために、小さな根っこからセメントみたいな液体を出して、レンガやモルタルにガッチリくっつくんです。
この液体が曲者で、一度付着すると、モルタルがボロボロに剥がれるんです。木の壁ならなおさらで、塗装がはがれたり、腐食の原因になったりします。しかも、成長スピードが速く、鳥が実を食べて、庭のあちこちに種をまく。小さな破片でも土の上に落ちれば、そこから根づきます。うちでは一度、庭の一角に植えたら、5年間も格闘することになりました。引き抜こうとすると、ツルがびくともしない。シャベルで掘り返そうとすると、根っこがバラバラになって、かえって増える始末。まさに負の連鎖です。
除去の難易度はMAX
ヘデラを除去しようと決意した場合、覚悟が必要です。まず、主幹を切って、根元から引きはがす。それだけでは終わりません。壁に残った吸着痕は、高圧洗浄機で落とすしかない。でも、そのときにモルタルまで一緒に剥がれてしまうリスクがあります。私はプロの庭師に依頼したんですが、「もう少し早く相談してほしかった」と言われました。そして、地上部を取り除いたあとも、地下茎が残っていると、数カ月後にまた芽を出す。除草剤を使うのも手ですが、周りの植物にも影響が出るので、最終手段にすべきです。正直、ヘデラは「絶対に植えてはいけない植物」の代表格だと思います。
3. バラ
肥料と水の要求がエグい
「バラは女王様」なんて言葉、よく聞きますよね。でも、実際に育てると、その言葉の重みを痛感します。バラは土が乾いてもダメ、湿りすぎてもダメ。しかも、肥料を定期的に与えないと、花が咲かない。私は最初、適当に水をやっていたら、すぐにうどんこ病にかかりました。葉っぱが白くなって、新しい芽が出なくなったんです。
さらに、バラは虫のごちそう。アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ…もう、ほぼ毎日のように駆除作業が必要です。「有機栽培でいこう」なんて甘い考えは通用しません。化学農薬を使わないと、あっという間に丸坊主になります。そして、剪定(せんてい)も超重要。間違った場所で切ると、来年は枝だけが伸びて、花が咲かない。うちでは、夫婦で「今年はいつ切る?」「どの枝を残す?」って毎年議論になります。正直、バラをキレイに保つのは、もう一つの仕事を持つくらいの覚悟がいる。私は「子どもと同じくらい手がかかる」と言っています。
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
バラを育てるということは、病害虫と常に戦う覚悟が必要ということです。春にはアブラムシ、夏には黒星病(くろぼしびょう)、秋にはうどんこ病…と、シーズンを通して手が抜けない。私の経験では、週に一度は葉の裏をチェックして、異常を見つけたらすぐに対処する必要がある。例えば、アブラムシが発生したら、テープで貼り取るか、専用のスプレーをかける。でも、そのスプレーがほかの益虫(テントウムシなど)まで殺してしまうというジレンマもある。それに、雨が続くとカビが発生しやすくなるので、風通しを良くするために、込み合った枝を剪定しなければならない。これらの作業を怠ると、バラはすぐに「ただのトゲのある茂み」に戻ってしまいます。だからこそ、「本当にバラが好きで、手間をかけられる」人だけにしかおすすめできないんです。
4. 竹
ランナー種はもちろん、クロンプ種も油断できない
竹には「ランナー種」と「クロンプ種」があるの、知っていますか?ランナー種は地下茎を縦横無尽に伸ばして、庭中を占領します。これはもう、植えたら最後、隣の家の庭まで侵略するレベル。でも、「クロンプ種なら大丈夫」って聞いて、安心して植えた方、ちょっと待ってください。
実は、クロンプ種もゆっくりではあるけど、確実に広がるんです。私も「大丈夫」と言われて植えたら、3年後には当初の予定の2倍の範囲に拡大していました。そして、竹を掘り起こそうとすると、その根茎(ちけい)がバキバキに硬い。スコップが折れそうになるくらい。しかも、切った端からどんどん再生するので、完全に駆除するには、根っこを全部掘り起こすしかない。でも、竹の根っこは深く、広範囲に広がっているので、素人にはまず無理です。私はプロの業者に依頼して、重機で掘り返してもらいました。その費用、軽く10万円は超えました。竹を植えるなら、その後のメンテナンス費用まで計算しておかないと痛い目にあいますよ。
地下茎の驚くべき耐久力
竹の地下茎は、驚くほどタフです。私の知人は、竹を伐採して、表面をコンクリートで固めたそうです。ところが、1年後、なんとそのコンクリートを突き破って、新しい芽が出てきたんです。信じられますか?竹の生命力は、まさに「不屈の精神」そのもの。また、竹の地下茎は深さ30cmから1mまで、さまざまな深さに伸びているので、掘り返すにしても、地表から順番に掘らないといけない。根気のいる作業です。さらに、竹は切っても切っても、再生を繰り返す。だから、完全に枯らすには、葉っぱに除草剤を塗布するなど、プロの技術が必要になります。私は一度経験してから、「竹は二度と植えない」と心に誓いました。
5. ノウゼンカズラ
Photos provided by pixabay
建物を壊すクライマー
ノウゼンカズラの花は、本当に美しいですよね。オレンジ色のラッパ型の花が、夏の間中咲き続ける。最初は「こんなにきれいなら、育ててみよう」と思って、庭のフェンス沿いに植えました。ところが、これが大間違いだったんです。
ノウゼンカズラは成長が速く、ツルが絡み合って、太い幹になる。その幹が、フェンスを押し広げ、家の壁を押し上げ、なんと瓦(かわら)を持ち上げてしまう。うちでは、屋根の上まで伸びて、雨樋(あまどい)を詰まらせてしまいました。しかも、このツルは非常に硬く、切るのにノコギリが必要。手で引っ張っても、ビクともしない。さらに、根っこから新しい芽をどんどん出すので、放置すると庭中がノウゼンカズラだらけに。私は最終的に、業者に頼んで、根っこから全部抜いてもらいました。でも、少しでも地下茎が残っていると、また生えてくるので、2年かけて何度も除草剤をまきました。正直、「美しい」と「危険」は紙一重だと痛感しました。
管理の難しさと除去のリスク
ノウゼンカズラを管理するのは、本当に難しい。まず、剪定を怠ると、すぐに制御不能になる。私は毎年、冬に大胆に剪定していたんですが、それでも夏には元の大きさに戻っていました。そして、花がら(咲き終わった花)を放置すると、種が飛んで、庭のあちこちで発芽する。しかも、種から発芽した苗も、驚くほど成長が速い。だから、常に目を光らせていないといけない。それに、ノウゼンカズラを除去するときは、周りの植物にも注意が必要。根っこがほかの植物と絡み合っているからです。私は一度、隣の低木を一緒に掘り返してしまって、後悔しました。「こんなに手間がかかるなら、最初から植えなければよかった」というのが、私の正直な感想です。
6. ツツジ(アザレア)
土壌管理に手間がかかる
ツツジの花は、春の庭を彩る華やかな存在。でも、育てるのは想像以上に大変です。まず、ツツジは酸性の土じゃないと、花が咲かない。だから、定期的にピートモスや硫黄(いおう)を混ぜて、土のpHを調整する必要があります。うちでは、毎年春と秋に土壌テスターでチェックして、酸性度が足りなければ、専用の肥料を追加。これが結構な手間です。
さらに、ツツジは浅根(あさね)で、乾燥に弱い。水やりを忘れると、すぐに葉っぱがしおれてしまう。でも、水を与えすぎると、根腐れを起こす。この塩梅(あんばい)が、実に難しい。私の経験では、夏場は毎日、夕方にたっぷり水をやらないと、次の日にはグッタリ。しかも、花がら摘み(枯れた花を摘む作業)をしないと、茶色くなった花がそのまま残って、見た目が悪くなる。そして、ツツジは犬にとって有毒。もし犬を飼っているなら、植える場所を慎重に選ばないといけない。それに、鹿(しか)が大好きな植物でもあるので、田舎の庭では、食べられてしまうリスクもある。私はもう、ツツジを植えるのはやめました。
デッドヘッド(花がら摘み)の重要性
ツツジの美しさを保つためには、花がら摘み(デッドヘッド)が欠かせない。なぜなら、花がらを放置すると、種を作ろうとして栄養を取られるからです。すると、来年の花つきが悪くなる。うちでは、花が咲き終わったら、すぐに摘み取るようにしています。でも、これが結構な数。大きな株だと、軽く100個以上の花がらを摘むことになる。しかも、摘むタイミングも重要で、花が完全にしおれる前に、花茎(かけい)の付け根から摘む。間違って葉っぱまで摘んでしまうと、そこから新しい芽が出にくくなる。私は最初、この作業を怠って、翌年は花が半分以下に減ってしまいました。そして、花がら摘みをしないと、茶色くなった花がそのまま残って、見た目がすごく悪い。せっかく庭に植えたのに、これじゃあ台無しですよね。
7. イボタノキ(プリベット)
生垣(いけがき)には向かない?
イボタノキ(プリベット)は、「成長が速い生垣」としてよく紹介されます。確かに、年間60cm以上も伸びる品種もあるので、目隠しにはピッタリ。でも、それって、裏を返せば「剪定が大変」ってことですよね。私の家では、生垣として植えたんですが、年に3〜4回は剪定しないと、形が崩れる。しかも、剪定をサボると、すぐに野放図に伸びて、隣の家の敷地にまで侵入してしまう。
さらに、実がなると、地面に落ちて、ワインのような匂いを放つ。これが結構強烈で、夏場は庭中がその匂いに包まれる。そして、鳥がその実を食べて、あちこちに種をまくので、庭のあちこちから、イボタノキの芽が生えてくる。しかも、イボタノキは根っこから新しい芽を出す(ひこばえ)性質が強い。だから、一度植えると、完全に駆除するのは至難の業。私も業者に頼んで、根っこから全部抜いてもらったんですが、その後も何度か芽が出てきて、除草剤で処理しました。正直、イボタノキを植えるなら、もっと手間のかからない生垣用の植物を選んだほうがいいと思います。
除去の難しさと再生力
イボタノキを一度植えてしまうと、除去が本当に大変です。なぜなら、根っこが深く、広範囲に広がっているから。シャベルで掘り返そうとすると、根っこがバラバラになって、かえって小さな断片が残って、そこから再生する。しかも、切った幹からも新しい芽が出てくる。だから、完全に枯らすには、幹の切り口に除草剤を塗るなどの処置が必要。それでも、地下茎が残っていると、数カ月後にまた芽を出す。私は2年かけて、何度も何度も芽を摘み取りました。そして、イボタノキは、ほかの植物の成長を阻害するアレロパシー物質を出すという話もある。実際、イボタノキの周りでは、ほかの植物が育ちにくかった経験があります。だからこそ、「イボタノキを植えるなら、その後の覚悟を決めてから」と言いたいです。
高メンテナンス植物の比較表
| 植物名 | 主な問題点 | 手間の程度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 菊芋 | 味がない、繁殖力が強すぎる、胃腸に悪影響 | 高い(収穫と管理に週1回) | ★☆☆☆☆ |
| ヘデラ | 建物を破壊、除去が極めて困難 | 非常に高い(除去はプロ推奨) | ★☆☆☆☆ |
| バラ | 肥料・水の要求が厳しい、病害虫が多い | 高い(週1回以上の管理) | ★★★☆☆(手間をかける価値がある人向け) |
| 竹 | 地下茎で拡散、除去に重機が必要 | 非常に高い(駆除に10万円以上) | ★☆☆☆☆ |
| ノウゼンカズラ | 家を破壊、管理不能になりやすい | 非常に高い(毎年の剪定が必須) | ★☆☆☆☆ |
| ツツジ | 土壌管理、花がら摘み、犬に有毒 | 中程度(週1回程度の管理) | ★★☆☆☆(犬がいない家庭向け) |
| イボタノキ | 剪定が頻繁、実の匂い、除去が困難 | 高い(年3〜4回の剪定) | ★★☆☆☆ |
なぜこれらの植物は「手間がかかる」と言われるのか
手間の原因を分解する
「手間がかかる」という言葉は、いろんな意味を含んでいますよね。例えば、水やりや肥料の頻度が異常に多い、病害虫の発生が頻繁で対処が大変、成長が速すぎて剪定が追いつかない、除去が難しく、一度植えると後戻りできない…。これらの要素が重なると、植物は「手間がかかる」と評価されます。私の経験では、これらの植物に共通しているのは「人間の都合を無視して、自分勝手に生きようとする」性質です。彼らは、人間が作り出した庭という「管理された環境」に適応する能力が高すぎるか、あるいは低すぎるかのどちらか。例えば、竹は「適応能力が高すぎて、どんどん広がる」、バラは「適応能力が低すぎて、人間の手助けなしでは生きられない」。この両極端な性質が、私たちに大きな負担を強いるわけです。
では、なぜ人はこれらの植物を植えたがるのか?
「そんなに手間がかかるなら、植えなきゃいいのに」と思うかもしれません。でも、そこには人間の心理が関係しています。例えば、ノウゼンカズラの派手な花、バラの優雅な香り、ツツジの春の彩り…これらは、私たちの感性に強く訴えかけるものがある。私は、庭師として多くのお客さんを見てきましたが、「見た目の美しさ」に惹かれて、手間を忘れてしまう人が本当に多いんです。私自身もそうでした。「これだけきれいなら、多少の手間は覚悟しよう」と思って、バラを植えたら、想像以上の手間で後悔した。でも、人間の「欲」と「現実」のギャップを埋めるのが、良い庭づくりだと、今では思います。
もっと手間のかからない代替植物のすすめ
低メンテナンスで美しい植物たち
「手間をかけたくないけど、きれいな庭は欲しい」という方には、ラベンダーやセージ、ユッカなどがおすすめです。これらの植物は、一度根づけば、水やりも肥料も最小限で育つ。しかも、病害虫にも強いので、初心者でも安心して育てられます。私の庭でも、ラベンダーはもう5年以上、ほとんど手をかけずに毎年花を咲かせています。それに比べて、先に挙げた7つの植物は、本当に「手間の割にリターンが少ない」。特に、菊芋や竹は、手間をかけても味や景観で報われないことが多い。だからこそ、「この植物を植えるなら、3年後、5年後の自分を想像してみて」と、私はいつもお客さんに言っています。
具体的な代替植物とそのメリット
例えば、生垣にイボタノキを考えているなら、「セイヨウイワナンテン」や「マホニア」がおすすめ。これらの植物は、成長がゆっくりで、剪定の頻度がグッと減る。また、常緑で冬でも緑を楽しめるというメリットもある。さらに、花も実も楽しめるので、見た目も申し分ない。そして、ノウゼンカズラの代わりに、「クレマチス(テッセン)」を植えるのもいい。クレマチスは、ノウゼンカズラほど攻撃的ではなく、適度に剪定すれば、コンパクトにまとまる。しかも、花色も豊富で、品種によっては四季咲き。私は、クレマチスをフェンス沿いに植えて、毎年6月〜9月まで花を楽しんでいます。もちろん、剪定は必要ですが、ノウゼンカズラよりはるかに楽。こうした代替植物を選ぶことで、庭仕事のストレスがグッと減りますよ。
よくある誤解と注意点
「育てやすい」という情報に惑わされないで
「菊芋は育てやすい」「竹は日陰でも育つ」――こういう情報に、私は何度も騙されました。確かに、これらの植物は「育てる」という点では簡単です。しかし、「管理する」という点では、まったく別の話。育てやすさと、管理しやすさはイコールではないんです。例えば、菊芋は種をまけば確かに育つ。でも、その後の拡散を防ぐのは、プロでも難しい。また、「日陰でも育つ」というのは、逆に言えば「日陰でも負けないほど強い」ということで、その強さが後々、厄介な問題を引き起こす。だから、新しい植物を買うときは、「育てやすさ」ではなく「管理のしやすさ」で判断してほしい。私は今では、園芸店で「育てやすい」と書かれている植物でも、必ずその後のメンテナンスについて調べるようにしています。
「うちの庭は大丈夫」と思わないで
「竹はランナー種じゃなければ大丈夫」「ノウゼンカズラは鉢植えにすれば大丈夫」――そう考えている人を、私は何人も見てきました。でも、現実は甘くない。竹はクロンプ種でも、鉢植えでも、時間が経てば必ず隙間を見つけて広がる。ノウゼンカズラも、鉢植えでは根が詰まって、結局は地植えせざるを得なくなる。私の知人は、竹をコンクリートの鉢に植えたのに、数年後には鉢の底の穴から根を出して、地面に広がっていた。信じられないかもしれませんが、植物の生命力は、私たちの想像をはるかに超えている。だからこそ、「うちの庭だけは大丈夫」という考えは、すぐに捨てたほうがいい。特に、これらの「高メンテナンス植物」を植えるなら、あらかじめ「もしもの時」の対策を考えておくことを、強くおすすめします。
リスクを回避するための実践的アドバイス
事前調査の重要性
植物を植える前に、最低でも1週間は調べる時間を確保してほしい。例えば、その植物の原産地はどこか、日本で帰化植物(野生化)していないか、近隣の庭で問題になっていないか。私は、新しい植物を検討するときは、必ず「○○(植物名) 問題」「○○ 駆除 大変」といったキーワードで検索します。また、実際に育てている人のブログやSNSの投稿も参考になる。特に、「もう植えるな」「後悔している」といったネガティブな口コミは、貴重な情報源です。そうした情報を集めた上で、それでも「この植物を育てたい」と思えるなら、それは本物の愛着と言えるでしょう。
鉢植えや隔離エリアでの栽培
どうしてもこれらの植物を育てたいなら、鉢植えや専用の隔離エリアを検討することをおすすめします。例えば、菊芋なら、大きなプランターに植えて、地面に直接触れないようにする。竹なら、地下茎が広がらないように、地下に防根シートを埋める。ノウゼンカズラなら、壁から離れた場所に、独立したトレリス(つるを這わせる棚)を設置する。私も、かつてノウゼンカズラを鉢植えで育てていたことがあります。でも、それでも油断はできない。なぜなら、鉢の底から根が伸びて、地面に到達することもあるから。だから、定期的に鉢の底をチェックして、根が出ていたら切る。この作業を怠ると、結局は地植えと同じ状況になります。それに、鉢植えでも、水やりや肥料の管理は地植えよりも手間がかかる。だから、「鉢植えなら大丈夫」という考えは、ある程度正しいけど、100%安全ではないということを覚えておいてほしい。
庭のデザインと植物選びのバランス
「見た目」と「手間」のトレードオフ
庭のデザインを考えるとき、私たちはつい「見た目」にこだわってしまう。でも、「手間」というコストを忘れてはいけない。例えば、バラのアーチは確かにロマンチックだけど、そのアーチを維持するには、毎週の剪定と消毒が必要。それに、ツルが絡まって、アーチ自体が傷むリスクもある。私は、あるお客さんから「バラのアーチを作りたい」と相談を受けたことがあります。そのとき、私は「1年目はきれいだけど、2年目以降は大変ですよ」と伝えた上で、代わりに「クレマチスのアーチ」を提案しました。結果、そのお客さんは「クレマチスのほうが、手間がかからず、長く楽しめる」と喜んでくれた。この経験から、「最初のビジョンに固執せず、現実的な選択肢を考えることが、長く庭を楽しむコツ」だと実感しました。
プロの庭師の意見を聞く
もし、庭づくりに不安があるなら、プロの庭師に相談するのも一つの手。私は、プロの庭師として、多くのお客さんから「この植物はどうですか?」と聞かれます。そのとき、私は必ず「その植物のメリットとデメリット」を伝えるようにしている。例えば、「バラはきれいだけど、手間がかかりますよ。それでも育てたいですか?」と。そして、お客さんが「手間をかけてもいい」と言えば、育て方を丁寧に教える。でも、もし「できるだけ手間をかけたくない」と言えば、代替案を提案する。このように、プロのアドバイスを聞くことで、後悔のない選択ができる。特に、初めて庭づくりをする人は、プロの意見を聞くことで、多くの失敗を避けられるはずです。
修辞疑問とその答え
なぜ、人は「手間のかかる植物」を植え続けるのか?
その答えは、私たち人間の「憧れ」と「現実」のギャップにあります。例えば、バラを植える人は、「優雅な庭」に憧れている。でも、その裏にある「毎日の水やり」「病害虫のチェック」「剪定」という現実を、最初は軽く見てしまいがち。私自身もそうでした。最初は「週末にちょっと手をかければ、きれいな花が咲く」と思っていた。でも、実際には毎日のチェックが欠かせず、夏場は朝晩の水やりが必要だった。そして、病気や虫の発生に気づかず、放置すると、あっという間に全体に広がる。このギャップに気づいたとき、多くの人は「思っていたより大変だ」と後悔する。でも、「憧れ」を捨てきれず、また同じ失敗を繰り返す。これが、人間の性(さが)なのかもしれません。だからこそ、私は「まずは小さな鉢で試してみて、本当に自分に合うかどうか確かめてから、地植えにする」ことをおすすめしています。
本当に「手間をかける価値のある植物」は何か?
私の経験上、それは「自分のライフスタイルに合った植物」です。例えば、私にとっては「ラベンダー」がそれに当たる。ラベンダーは、水をやりすぎると根腐れするけど、乾燥には強い。だから、私は週に1回、土が乾いたらたっぷり水をやるだけ。しかも、剪定も年に1回、花後に軽く切るだけでOK。それでいて、美しい花と香りを楽しめる。これこそ、私にとって「手間をかける価値のある植物」です。でも、人によっては「バラに手間をかけることが、至福の時間」という人もいる。だから、「手間をかける価値」は、人それぞれ。大事なのは、「自分にとっての価値」と「実際の手間」を天秤にかけて、納得した上で植物を選ぶことです。私は、庭師として多くの人を見てきましたが、結局は「自分の時間と労力に見合った植物」を選んだ人が、長く庭を楽しんでいるように思います。
E.g. :毒性のある植物を置くか、それとも完全に避けるべきか? - Reddit
西日と朝日の違い~植物の栽培で西日は避けるべきなのか?
観葉植物に予防的に殺菌剤や殺虫剤ってどのくらいの頻度で ... - Reddit
猫に安全でインテリアとしても美しい植物10 - ELLE
事務所開きのお祝いに最適な胡蝶蘭・観葉植物|贈り物のマナーや ...
FAQs
Q: この記事で紹介されている「手間がかかる植物」の中で、特に初心者が絶対に避けるべきなのはどれですか?
A: 私の経験上、最も危険なのは「竹」と「ヘデラ(アイビー)」です。竹は、ランナー種はもちろん、クロンプ種でも時間が経てば確実に広がります。私の知人は、コンクリートの鉢に植えた竹が、数年後には鉢の底の穴から根を伸ばして地面に広がってしまい、プロの業者に依頼して10万円以上かけて駆除した例があります。一方、ヘデラは壁に這わせると、その吸着力でモルタルを剥がして建物を傷つけ、除去も極めて困難です。この2つは、一度植えると「後戻りできない」植物の代表格です。もしどうしても育てたいなら、竹は地下に防根シートを埋める、ヘデラは壁から離れた場所で鉢植えにするなど、万全の対策を取ってください。それでも、私は初心者の方には「絶対に植えないで」と強くおすすめします。
Q: バラはきれいだけど、本当にそんなに手間がかかるんですか?毎日水やりすれば大丈夫じゃないんですか?
A: 残念ながら、バラは「水やりだけ」では決して美しく育ちません。私は、バラのことを「女王様」と呼んでいますが、その理由は、土の乾燥具合や水の量に非常に敏感だからです。例えば、土が乾きすぎると葉がしおれ、逆に湿りすぎると根腐れやうどんこ病の原因になります。さらに、肥料を定期的に与えないと花が咲かず、病害虫(アブラムシ、ハダニ、黒星病など)は毎週のようにチェックして駆除しないと、あっという間に株全体に広がります。そして、剪定のルールも複雑で、間違った場所で切ると、翌年は枝だけが伸びて花が咲きません。私は、週に一度は葉の裏をチェックし、最低でも2週間に一度は薬剤散布をしていました。正直、「子どもと同じくらい時間がかかる」と思って間違いありません。バラを育てるなら、それだけの覚悟と時間が必要です。
Q: 菊芋は健康に良いって聞いたんですけど、なぜ「植えてはいけない」んですか?
A: 確かに、菊芋は血糖値の上昇を抑える効果があると言われ、健康志向の方には人気です。しかし、私が「植えてはいけない」と断言する理由は、その「異常な繁殖力」と「味のなさ」です。菊芋は塊茎(かいけい)という部分から、あっという間に庭中に広がります。私の経験では、一度植えると、毎週スコップで掘り起こして増えすぎを防ぐ作業が欠かせません。それでも、小さな塊茎が残っていれば、そこからまた再生します。そして、肝心の味は、焼いても煮ても蒸しても「味がしない」というのが正直な感想です。他の食材の味は吸収しますが、単体ではまるで「味のないジャガイモ」です。さらに、胃腸に不快感を覚える人も多く、私も何度かお腹を壊しました。つまり、「手間はハンパないけど、味はイマイチ」という、まさに「割に合わない」植物なのです。健康のために食べたいなら、私はスーパーで買うことをおすすめします。
Q: ノウゼンカズラの花がきれいで、庭に植えたいんですけど、本当にそんなに危険なんですか?
A: ノウゼンカズラのオレンジ色のラッパ型の花は、確かに夏の庭を華やかにしてくれます。しかし、私の経験から言えば、その美しさの裏には「家を破壊する」という大きなリスクが潜んでいます。ノウゼンカズラは成長が非常に速く、ツルが絡み合って太い幹になります。この幹が、フェンスを押し広げ、家の壁を押し上げ、なんと瓦を持ち上げてしまうこともあります。私の家でも、屋根の上まで伸びて雨樋を詰まらせてしまいました。さらに、そのツルは非常に硬く、切るのにノコギリが必要です。そして、根っこから新しい芽をどんどん出すので、放置すると庭中がノウゼンカズラだらけになります。私が最終的に業者に依頼して駆除した時、完全に根絶するまでに2年かかりました。もしどうしても育てたいなら、壁から離れた場所に独立したトレリスを設置し、毎年冬に大胆に剪定する覚悟が必要です。それでも、私は「美しい」と「危険」は紙一重だと、強くおすすめしません。
Q: 「育てやすい」と書いてある植物は、本当に手間がかからないんですか?何か注意点はありますか?
A: これは非常に重要な質問です。園芸店で「育てやすい」と書かれている植物の中には、実は「管理が非常に難しい」という罠が隠れていることがあります。例えば、菊芋や竹は「育てる」という点だけ見れば確かに簡単です。種や苗を植えれば、肥料もあまり必要とせずにグングン育ちます。しかし、それは「その後の拡散を防ぐ」という、最も重要な管理作業を無視した場合の話です。竹は地下茎で広がり、菊芋は塊茎で増え、放置するとあっという間に庭中を占領します。また、ヘデラは「日陰でも育つ」とよく言われますが、これは「日陰でも負けないほど強い」ということで、その強さが後々、厄介な問題を引き起こします。つまり、「育てやすさ」と「管理のしやすさ」は、まったく別のものなのです。私は、新しい植物を買う時は、必ず「その植物の原産地」「日本で帰化植物になっていないか」「実際に育てた人の口コミ(特にネガティブなもの)」を徹底的に調べるようにしています。そして、「これは本当に自分が管理できるか?」と自問自答してから、購入を決めるようにしています。

